エクセン株式会社
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■コンクリート製品技術者のための離型剤入門
2. 離型剤とコンクリート製品の仕上り(色づき,気泡)について 荻原 純一

(1) 離型剤の塗布量

 比較例でも判る通り、離型剤の塗り過ぎによるロス分は30〜40%にも達し経済的損失となるばかりでなく、過剰な油による油滴の跡(油泡)が多く発生したり、油による色付き等の仕上がり面への悪影響がある。

 比較例からも判るように、通常15〜20μの油膜を形成すれば離型剤的には充分である。

 従って、型枠の表面が平滑な程塗布量は少なくて済む。表面が粗い程塗布量を多くせざるを得なくなり、油膜の薄い部分と厚い部分(又は油溜り)ができるので、製品仕上がりに悪影響が出易い。


(2) 離型剤(タイプ別)の性能傾向


(3) 離型力と型枠表面のスケール(ノロ)

 添加剤を多くすることで離型力は強化できるが、型枠表面のノロと密接な関係にあり、離型力過剰な時は軟性のノロが残る。逆に不足の場合は硬く除去し難いノロが残り、この傾向が強くなるとコンクリート付着が生じる。

 この傾向は特に、化学吸着型の添加剤(離型機構)を主体とした離型剤には強く見られる。一方で、物理被膜型の添加剤を主体とした離型剤(合成樹脂系など)では離型力過剰の時にはやや粘着性のノロが残る。不足の場合は同様に硬く除去し難いノロが残り、遂にはコンクリート付着ぎみ(離型不良)となり、コンクリート肌面の仕上がりも悪化したものとなる。


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