リング・サイクル工法は、らせん形状の有孔管であるリング・サイクルパイプを積層しその周辺を透水シート、 遮水シートおよび保護シートで覆う空隙率90%以上を有する地下式雨水貯留浸透施設を構築する工法です。 (リング・サイクルパイプの空隙率は94%)。
上面から降った雨水については、上載土に浸透させ、道路・駐車場、 広場および屋根の降水は側溝や雨樋などにより集水し貯留させる。 集水した雨水は、集水桝、沈砂槽の組合せにより、貯留型、浸透型、貯留浸透型のいずれとしても使用できます。
浸透桝や浸透トレンチ・側溝では処理が難しい場合や工場や市街地のマンション等、 設置スペースに制限がある場合にも大容量の貯留スペースと浸透量で対応できます。 また、側壁の浸透用の開孔は高さを変えて上で作成することで底面は水槽としての機能も併せ持つことができ、 利水・災害用水として使用するなど、多機能化も可能です。