■私の“プロジェクトX”「無騒音工場への挑戦」
■私の“プロジェクトX”「無騒音工場への挑戦」について

NHKの「プロジェクトX」がオジさん族に人気、と言われて久しい。なじみの商品や周知のプロジェクトが取り上げられており、同時代体験としての感情移入が容易だからだろうか。番組は大きなブレイクスルーの陰にある人間ドラマに焦点が 当てられていてオジさんの心を揺する。
どんな業界にも、否!個人の誰にだって、一生の内には私版「プロジェクトX」と言えるような「チャレンジ」と「成功」はあろう。
そこで、コンクリート製品業界に絞って、独断と偏見のもと、「業界版・プロジェクトX」をさがしてみた。当方に「取材」と「編集」能力がないゆえ、当事者の回想レポートに限られるのははなはだ残念である。が大NHKにくらべて、より人間臭いのが利点だろうか。


■執筆者紹介
高木 利彦
現在、丸高コンクリート工業(株)代表取締役社長、42歳。近畿大学卒。
当社は福井県を本拠とする中堅コンクリート製品メーカー。
独創豊かなオリジナル物を中心に土木コンクリート製品を幅広く製造販売。
「生(イキ)コン」とネーミングした自己充填コンクリートを開発し、自社の工場から振動機をなくした。まさに画期的で、業界の先駆者であった。
氏がこのシステムの開発と成功の当事者である。

■目次
「はじめに」 (2003/12/01)
「出会い」 (2003/12/03)
「実現へ」 (2003/12/08)
「プラントの新設」 (2003/12/10)
「高流動コンクリートへの移行」 (2003/12/15)
「本社への技術移植」 (2003/12/18)
「学会発表」 (2003/12/22)
「今後のコンクリートと若い技術者に望むこと」 (2003/12/24)