■私の“プロジェクトX”「無騒音工場への挑戦」
今後のコンクリートと若い技術者に望むこと 高木 利彦

 今後10年間にコンクリートはどこまで進化するのでしょうか?僕にも解りませんがきっとこの100年間に進歩したコンクリートに対する技術はこの数年で同じ進歩をしたのではないでしょうか。

 これからのコンクリートはどういった発展を遂げるのでしょう。透明なコンクリートや記憶能力があるコンクリートなんて言うのは出来ないでしょうか?自己治癒する能力を持ったコンクリートなんておもしろいでしょうね、何かの力を加えると消えてしまうコンクリートなんて最高でしょうね。めざましい発展が無かったコンクリートですから今後本気になって開発すれば、まだまだ新たな可能性があるのではないでしょうか。

 公共工事の縮減や大手ゼネコンの崩壊と我々業界を取り巻く環境はますます厳しくなっていきますが、コンクリートが持つ可能性はまだまだあると思いますから今後も新たな挑戦をしていっていいのではないでしょうか。

 最後に私どもが開発した高流動コンクリートを実際に使えるようにしてくれたのはひとえに研究会のメンバーの方々のご尽力のおかげです、この場所をお借りして心よりお礼申し上げます。


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